2015年12月02日

臘八接心(ろうはつせっしん)

毎年12月1日から、「臘八接心」を修行しております。
今日が二日目。朝から雨になりました。
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曹洞宗では、坐禅を修行の根本としております。
道元禅師さまが著された正法眼蔵坐禅儀にも、
「坐禅は習禅にはあらず、大安楽の法門なり」とお示しです。

-----------以下『曹洞宗公式サイト』より引用です。-----------

12月8日は、お釈迦さまがお悟りを開かれた事をお祝いする「成道会」の日です。

お釈迦さまはシャカ族の王子として生まれ育つ中で、何不自由のない恵まれた生活を送っていました。しかしある時「人は生まれてきた以上、必ず年老いてゆくし、また病気にもかかる。そして何より死というものは誰にでも必ず訪れる」という自然の摂理に気づかれます。この逃れようのない苦の現実をいかに受け止め、解決することが出来るのか。お釈迦さまはその答えを求めて29歳の時に、王子の地位も、約束された将来も、恵まれた財産も、そして家族すらもすてて出家の道へと入られたのでした。その後2人の修行者のもとで禅定を学び、また6年にもわたる苦行を続けられるのですが、この生活ではどうしても、本当の意味でのこころの安らぎを得ることが出来ませんでした。

お釈迦さまは心と体の関係を「琴」にたとえて考えました。

「琴の弦は、緩んでいては良い音色を奏でることは出来ない。これは欲望に自らをまかせた生活である。ここに本当の安らぎはない。しかし、弦は張り過ぎると切れてしまう。それは自らの命を失うような苦行の生活だ。ここにも、本当の安らぎは存在しない。」

欲望に任せた自堕落な生活でも、命を失いかねない苦行でもない「ちょうどいい張り具合」にこそ、本当の安らぎがあるのだと感じたお釈迦さまは、苦行を離れ、身体を癒し、菩提樹の木のもとで坐禅に入りました。そして一週間の後、ついにお悟りを開かれたのでした。

曹洞宗ではこのお釈迦さまのお悟りを讃え、また実践するために、12月1日から8日までの期間「摂心会」という集中的な坐禅修行が各地の修行道場などで行われます。

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晧臺寺坐禅堂の中です。
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中央には文殊菩薩さまがお座りになっています。
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雨が降る日、坐禅堂で坐禅しておりますと、車の音や町のざわめきが静かになって、
軒先から落ちる滴の音まで聞こえるようです。

遠方から参加されるご寺院さまや、一般の方もまじえて、一緒に坐禅をしております。
どなたでも参加できます。
興味がおありになるかたは、晧臺寺までお越し下さい。
posted by 晧臺寺 at 12:40 | 日記